2008年6月22日日曜日

昨夜の巨人…

巨人逆転サヨナラ! 木村拓、ベテランのひと振り
12回、無死二三塁 木村拓がセンター前サヨナラ2点タイムリーを放つ

午後10時を過ぎて鳴り物の応援がなくなった東京ドームに、巨人ファンの大歓声が鳴り響いた。1-2の延長十二回無死二、三塁で、木村拓が左中間を破る劇的なサヨナラ打。巨人ナインがグラウンドになだれ込み、歓喜の輪が広がった。

お立ち台に上がった木村拓は「大道さんが救ってくれた。だからこそ、何とかしたかった」と声を上ずらせた。その横で照れ笑いを浮かべていた大道こそが、もう一人の勝利の立役者だった。

ソフトバンク・杉内の前に九回二死まで無得点。敗色濃厚な場面で38歳は打席に立った。ベンチの指示は「ホームランを打ってくれ」。古巣の左腕エースに対し、フルカウントから決め球のスライダーに食らいついてファウル。次の球を「もう直球しかない」と大胆に読んで、フルスイングした打球が左中間席への同点弾となった。

左キラーとして、流し打ちの巧打が持ち味だ。だが、試合前のフリー打撃では引っ張ってスタンドへ放り込む。「練習では十二分の力で振れ」。ホークス時代に王監督から言われた教えを守っていたからこそ、大一番でも臆(おく)することなく引っ張れた。

「キムタク(木村拓)が打ったときは、ベンチ裏でサンドイッチを食べてたよ。2人合わせて80歳近い、2度とないお立ち台だなあ」。背番号44は豪快に笑った。

これで巨人は22日もソフトバンクにに勝ち、日本ハムが負ければ交流戦初優勝。原監督は「勢いがついた。(高校野球の)甲子園の決勝にいるつもりで戦います」。セ・リーグ球団としても初となる逆転優勝に意欲を見せた。
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